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[116814] オセロ

詩人:千波 一也



夜を、

わたしの、夜を、

誰かがたやすく追い越して

ちがう、

誰か、は、

待ちぶせる




かけら、

手のひら、かけ、ら、

わたしの言葉は瞳を閉じ、て

もうじき嘘になる


空、から、空、へ、


いつまでも

したい、たい、

けれども微熱を

その名に分け、






おろかさは

どれほどの遊戯か、と

くり返す


叫び、のような日、を

ささやくこと、で

薄さを

保ち




 王道で、す、か、

 
 見劣ること、なく

 あなたの

 うら

 が

 わ




待て、とはいわず

待つとも、いえ、ない


つぎ、から

つぎの最後まで

はじめまして、に

透かされる

夜、


2007/12/13 (Thu)
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