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[151962] いつか全てが幻になっても

詩人:どるとる


僕たちが出会ったことが地球というこの惑星ができたこととおなじようなキセキにも近い出来事なら
尚更 君を愛したい

僕たちは長い旅を虐げられているはずなのにいつしかそれさえ
笑って楽しんでる

心に暗い影を落とす
悲しみにさえも
強くなるためにだとかわけのわからない言い分でお涙ちょうだいしている僕たち

移ろいゆく季節の途中
僕たちは思うのさ
なんとなく

今 ここにいる僕たちも全部ひっくるめていつか全て幻になっても
今を笑えれば
いいさと 本気で…

小さな タメイキ
眠れぬ夜の独り言
それさえ幻になるのならば僕たちは今を精一杯光る星になろう

そう思っただけさ

僕たちなんて
流れるのがちょっと遅いだけでいつかはじけて消える流れ星だ

ほら 今日も顔も名前も知らない誰かがどこかで消えただろう…

僕たちは星の見えぬ夜に恐れるあまり時々 嘘っぱちの空元気 ふりまく
バカみたいだろう?

移ろいゆく季節の途中
僕たちは思うのさ
なんとなく

今 ここにいる僕たちも全部ひっくるめていつか全て幻になっても
今を笑えれば
いいさと 本気で…

あかりもない夜にふるえる僕たちはただ互いのぬくもりだけで救われてるふり…
むなしい性行為

全てが幻になるまで
この夜は明けないさ
明けたら明けたで
そこに人の姿はない
そのころにはこの世界は不平等も不条理もなにもない本当に平和な世界だから

愛も 作り笑いも
涙も 何もかも
必要ないのさ。

2010/01/05 (Tue)
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