詩人:清彦
行く宛は帰路 進む歩幅
数えては止め
下らなく笑う 日常の隙間
変わったと認めたくなくて
貴方がいない 明日を想像する
痛みなど何度だって凌いださ
跨いだら また明後日笑うのさ
赤信号が 悪戯に誘っている
突き進む為の道を
回り見渡して 呆れ果てるよりむしろ
恐ろしくなって ひとり駆け出した
いつだって耐える事をうやむやに
流れ流して濁流に抗う術を求めて
ついに鳴り響いた 警報は遠退いて
身体中を衝撃が突き抜けるんだ
それでも いつも口ずさむ音
怒り怒り 嫌悪して
感覚を研ぎ澄まして!
2014/06/05 (Thu)