詩人:ゆなぎ
頭の上を飛び去る
唄に鳴らない 言の葉達
その想いの行方を
僕は知らない
まあるい円を描く
形創れない 幻想達
そのアイの行方を
僕は知らない
いつからだっけ 忘れたのは
いつからだろう 見えないのは
出来そこないをかき集めて
ああしたい こうしたい ちがう
そうじゃない こうじゃない ダメ
いつからだっけ 見失った
想いは 容易くすり抜けてった
掌、もう何もない。
思考した かっこよさに憧れ
指向した 届けたくて
いつからだろう 無くしたのは
伝えたかったのは
レプリカなんかじゃなくて
本物の 言の葉
出来そこないをかき集めて
星、月、太陽、生命、君、僕、
これでいい、こうでいい
着飾る必要なんてない
真っすぐな言葉で
僕は、世界を、愛している!
想いが 容易くすり抜けてった
掌、溢れる。