詩人:灰色
今日が来てしまったと、毎朝嘆くくらいならどこかへ逃げ出してしまえばいいのに自分のための良心がそれを阻んで、私は私のせいで今日も朝が来てしまったと泣くのだ。馬鹿馬鹿しくて、情けなくて、やるせなくて苦痛だ。どこか遠くへ。誰も私を知らない場所へ。風が連れ去ってくれると言うならば今持つ全てを差し出したっていい。