詩人:カナリア
今宵舞う
ガルティンの独り言は
ベルベットの帽子に集められた
赤い小さなクランベリー
嬉しそうな少女の指は
惜し気もなく
帰る道先
出会う皆に
その赤い実
分け与える
家に着く頃には
帽子は空に
焼けたCheeseTartは
彩り持てず
それでも
ベルベット注いでみれば
立ち込めるは
“優しさ”の香り
溢れ出すは
“愉快”な話
今宵舞う
ガルティンの独り言
道行く人が
集う小屋よ
ワインの樽さえ
音を奏で
囃し立てるは
スペインの情熱
今宵舞う
ガルティン
ベルベットの帽子には
愛を詰め…
2005/12/11 (Sun)