詩人:甘味亭 真朱麻呂
君と帰る道 帰り道
ゆっくりとした足取りで家へと歩く
見上げれば大きな月が輝いて
僕の手には君の手の温もりが暖かく僕の冷えた手をやさしく包んでくれる
横を向けば君が微笑みかけて
それだけでとても幸せな気持ち
こんなとき僕はどうしようもなく優しい気持ちになれる
君のおかげで
愛の大事さに気づけるんだ
僕らの家へと続くきらきらとした光の路
今確かに僕らはその路に沿って歩いてる
ゆっくりと歩いてる
どんな悲しい出来事も君が隣に居てくれれば
僕は何事もなかったみたいに笑えるんだよ
そんな気持ち見破られて
君は一人で抱え込まないでと僕の手を握った
とてもとても優しく暖かな手で
僕の冷たい心に
ぽつりと静かに灯りを点した。