詩人:さみだれ
あと数百回生まれ変わってあの垂れ桜を見に行こうあと数百回生まれ変わってあの夜のことを打ち明けようあと数百回生まれ変わっては止めどなく涙も流れてこようあと数百回生まれ変わっても損なわぬ思いを携えよう悲しいけど 一回きりの最終回の前に君の心に穏やかな春の日差しが見えて眩しそうに目を細めて笑うあと数万回生まれ変わってあの海へバスを乗り継いで行こうあと数万回生まれ変わっても君の心に留めておいてほしい