詩人:もとり
ねえ
もう今日はずっと
一緒に居てくれるんでしょう
少女の問い掛けに
愛しい彼は知らぬ振り
もう一度声を掛けたところで
きっと彼には届かない
最近
言葉を交わす事も少なくなった
最近
私の瞳を見ることも少なくなった
日ごと追う毎に
私の不安は増えていく
ううん
今は多分忙しいだけ
きっとそのうちに
優しい貴方に戻ってくれる
私だけを愛してくれた
愛しい貴方に
夢見がちな少女は
幻想に溺れて壊れてく
理想を掴めず沈んでく
彼の心はもう
此処にないのだと知りながらも
醒める事のない夢を見る
2014/07/06 (Sun)