詩人:愛羅
もう今更無理だょ
あなたの裏切りを
赦せるほど
私は強くない
引き裂かれた心を
必死でつなぎ合わせて
生きてるの
"あの約束"が
私の心の支えだったから
全部なくなった
空っぽの心で
ただ笑うことを
覚えた
あなたに告げられた
時に泣かなかった
ことは奇跡で
それほど私にとって
大事な約束だったんだ
信じて疑わなかった
"約束"
壊れた
壊された
もう一度砂のお城を
作ったって
また壊される
また
心を壊される
まだ夢に見る
夢での心の痛みは
癒されることはなくて
むしろだんだん
深まっていく
告げられた時の
私はいつも
胸を押さえられてる
みたいに
息ができなくなって
目が熱くなって
体の感覚が
なくなっていく
鮮明にあの日の
あの時が
蘇ってくる
今隣で笑ってる
あなたがいても
あなたの温もりを
感じていても
私はもう戻れない
私はもう前と同じ
純粋な気持ちで
あなたを想えない
無理だょ
一度壊れてしまった
ものは
元には戻らない
もう二度と
戻らないんだよ
深く深くえぐれた
傷口をうめることは
できても
癒やすことはできない
でもね,私は
信じたい
もう一度あなたを
純粋な気持ちで
想いたい
信じたいの