詩人:哀華
どうしたらいいのさ
生きるためには
金が必要で
明日を待つためには
綺麗な体が必要で
比べてみたら
汚い今日の方が
幾分か軽く思えて
一寸先
真っ暗闇のその奥に
手段を選ばない私が
苦笑いで
佇んでた
首を傾げたら
頭から真っ逆様に
落ちること
知ってるよ
甘えていたら
糧もなくなって
死んでしまうこと
知ってるよ
どうしたらいいのさ
呟いても
聞いちゃくれない
本当に誰も
今日から私は
汚れてしまいます
軽蔑していた
過去へ戻ります
愛は要りません
夢も要りません
ただ
ただ
金が
生きる糧が
欲しいだけなのです
2004/11/06 (Sat)