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詩人:さみだれ
彼は飛行機の背中に
宇宙人にもわかるような絵を描いた
彼女はキスの最中
目を閉じない
見逃したくない事象が絶え間なく続くから
君はスプーンを片手に
魔法の呪文を唱える
彼は深い森の中
湖を作ろうと穴を掘った
世界が丸くなくちゃわからない
こんなこと世界が丸くなくちゃわからない
私の脳が真っ直ぐ月を貫いていたなら
きっとわからない
はずでしょ?
でも残念ながらあなたの心は真っ直ぐはくちょう座の方へ向いているから
太陽ほど従順ではあっても
思いやることなんてできやしなかっただろうね