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詩人:快感じゃがー
光の中に消えた渦
淡い記憶なぞる
冷たい指
時が経てば
何もかも
忘れられるかしら
でも、今は...
自信なんてない
キャンディーが
甘すぎて
泣けないみたいに
繋がってく
白い月の夜
空を切り裂く
稲妻のよう
「千切れそう」
心、銀の鎖にもがく
まだ
愛してたの
たぶん
捨てられない
香水のボトル
並べて揺れる
感傷の片隅に
あの日のふたり
ミラー越し
チョコレート色の
テディと
ピンクのリボン
いつも
誤魔化してばかりだったあなた
だけど
記念日は絶対、
覚えててくれたよね
さよなら
なんて
言いたくないけど
思い出が急かす
部屋いっぱいの気持ち
マーブルに染まる
朝焼けの窓辺
ぜんぶ全部、流したら
ねえ。
また笑って
あなたと
出逢えますように