詩人:どるとる
涙は流れて どこに行くのだろう
行き先も告げずに僕の瞳をただこぼれ地面にはじけ泣きやむまで流す涙は全て消えてゆく
泣き終わったら跡形もなくなってた
あんなに泣いたのに
涙は全て 一粒も残らず消えていた
きみを愛す僕の気持ちも涙のようにね
日々、思ったままの正直な気持ちも言葉にならないまま
隠れたとこでひとりごとみたいにして
消えてゆく
ああ、きみを愛しきれるのは世界でただひとり この僕だけ
生まれ変わってもきみと愛し合いたい
そう思うのも僕だけ
そういうことにはなりませんか?
きみに聞いてるんだよ ねえ こたえて…
ふたりをゆくえを知っている運命は僕のこの思いを笑うのかな それとも拾うのかな
ふたりはただ互いに黙ったまま 夜を無言で明かすけど
まだ出てない答にかげりがよぎるよ
今 僕は 泣きそうだ
きみの迷いに
それに費やしてる時間に壊れてしまいそうだ
だって僕は今 本気できみを愛してるし
きみが僕の立場ならすぐ僕はきみを抱きしめるから
ふたりのゆくえは知らないほうがいい
だけれど知らなければいけない 僕は
明日は希望などとても持てないくらいに暗い
それでも逃げずにきみの前 返事を待つ
やがて夜はまた僕らをのみこんで無言にさせる
どれだけ僕は待てばいいの?
きみが好きな思いは勝手にあふれて
僕はそれに自分でおぼれて 本当バカみたいじゃないか…
世界一好きな人よ
僕だけなら揺るがないのに…