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[92825] 最期の傷跡

詩人:蒼ノ天使

いつになれば
傷をつかなく
なるのだろう

甘い言葉
甘い酔い
僕は全てに
溺れてしまった
弱い人間
何を望もうが
そして
何を紡ごうが
全てが嘘に
綴られる

本当の愛を
知ろうとした
愚かな自分
最期の傷跡
癒すまで
気付かなかった
本当の愛など
誰も知らないのだから

未だに知らぬ
本当の愛
真の自分
傷の癒し方
何を願おうか
迷いに迷った
その先に
花が咲くは
夢の様な
儚さで

ぐるぐる回る
明日はどこ?
気付かぬふりで
やり過ごそうとした
今日
君に会うのが怖いから
逃げたいな
だから
逃げ出した

苺の様な
甘い香りが
僕を呼ぶんだ
空の青さが
静けさを呼んだ
僕はただ
忘却の彼方で
立ち尽くし
明日を
見て見ぬふりをし
過去を見た
逃げ出したんだ
君の元から
消えたんだ
あの頃の記憶から
君のあの日から…

風は吹くだろうか
もう一度笑えるか
わからない
傷跡だけが
疼き出す
そう
上手い愛仕方とか
上手い笑い方とか
不器用な自分には
必要なかったんだ
始めからわかれば
離れずに済んだのに
だから
後悔だけが
傷跡から
流れ出す
いずれ
最期の傷跡は
癒えることなく
残るだろう
忘れずに
ただ忘れずに
君を想う
こんなにも
暗く淋しい
狭い夜は…

2007/01/05 (Fri)
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