詩人:やまびこ
小さい海にそよぐ風飲み干して喜ぶビールのあわ君へ届けたい言葉が浮いて、しずくが胸に拡がった。もう、どこへもゆかないで、旅に出る気も失せ、時間を君との思い出に過ごしたい。小さな海は、うなづく。「ご苦労さん」と、ねぎらってくれる。目をしばたかせて、眠りにつくよ広い海の、ほんのベッドを借りてるぐらいのほのかな姿で、さざ波がとろけた。疲れた汗をぬぐい、夜半の子守唄を聴かせて、、