詩人:矢井 結緒
自分の手を汚すの嫌だから罠を仕掛けたあなたが捕まってから1ヶ月半虫も殺さぬ顔で屠殺場で解体された牛たちをレアで食べる無邪気な残虐さをソース代わりに卑怯者と自分に呟いていつもの現実逃避でウェルダンよく出来ましたキッチンの角一匹じゃ広すぎる厚紙の家の中ミイラになってる筈のあなたにまだ近付けないあなたから見ればわたしの方が遅れて地球に来た害虫なのにお互い好きになれずに1ミリも縮まらない距離