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[99633] 人生に捧ぐ一つの詩〜前半

詩人:甘味亭 真朱麻呂

僕という詩人が明日また明日と日々を重ねる
それと同じに詩も上手くなっていく
歳をとる度に
詩の書き方も世界も変わっていくだろう
でも何歳になっても
詩を書きたいという
この気持ちだけは変わらずにありたい
時に誰かのために
時に自分を戒めるために
僕をこの先もずっと詩を書いていくだろう
そして何よりも大切なのは
楽しみながら詩を書くことだろう
だから僕も楽しみながら
時に誰かをやさしく愛するような気持ちで
時に自分をきびしく叱りつけるような気持ちで
僕は自分という人間を一つ一つの詩に閉じこめたい
そして果ては自分の人生そのものを現すようなそんな詩を書きたいと想う

そのために僕は何度だって
失敗と挫折を繰り返し
挫けて転んで涙する
それでも
夢へと一心に向かってひた走る
何事も同じなんだ
詩を書くのだって同じなんだ
だから僕は失敗や挫折を何度だって繰り返すんだ
上手くなるために
少しでも読む人の心に暖かい灯をともせられたら良いなと想うんだ

追い求めるのは完ぺきじゃなく
少し何かが足りないような
それでも人間らしい
暖かでのんびりとした詩を書きたい
そして時に誰かの背を押すような
時に励ましたり
心をふるわせたり

2007/04/05 (Thu)
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