詩人:どるとる
雷にうたれたような恋をした
身体といわず心まで痺れた
これがもしかして噂の初恋なのかな
きみの姿を見かけるたび胸が苦しくって
この気持ち吐き出してしまいたいんだけれどなぜか言えない
そんな矛盾した毎日の中で好きな人がいることの喜びも確かにあった
嘘じゃないのさ
出任せでもないさ
好きだよ、好きだよ
それはそれはもうスタッカートのようにはじける気持ち
胸をぐっと焦がした
そんな青春のとあるページの片隅
夢で見た 雨降りの午後
今はひとりぼっち
はじけるのは
雨音と涙くらいなのさ。