詩人:蒼ノ天使
君がいない世界で
気付いたときは
泣きたい気持ちなど
消してしまった
白い雲が
今日も空を流れ行く
何処へ行けばいい?
時々
そう聞かれたんだ
闇に溶けそうなほど
真っ黒な瞳
君を見つめていた
栞を挟み込んだ昨日は
笛の音で流した
風の音で
風の音で…
さぁ詩を歌おう
悲しみを奏でよう
空に響くように
君に届くように
君がいない世界で
へこんでも
ころんでも
さぁ立ち上がれ
君がいなくても…
雨のナイフ
もうぼろぼろさ
心も体も
時々雲間から
神様が見えたけど
今はもう見えないさ
愛しくて
君が愛しくて
たまに迷うけれど
記憶や追憶を
手探り手繰りであさるけど
君はもう…
あぁ…
後悔だけが
僕を残してく…
夢はもうないけれど
きっと必要ないさ
君がいないのだから
なぁ、そうだろ
君が僕の夢だから
あぁ…
いつか一緒に暮らせたら
何が残ったかな
それが夢なら
夢なら…
僕は光をみた
辛い墜し夢
何を思う
重い想いは
重ね連ねにくりたたね
明日は足すに限らぬと
そう思うは僕だけか…
愛しくて
愛しくて
君のいない世界だけに
僕がいる
僕がいる…