詩人:月島レナ
ある女の子がいました
彼女のお姉さんは
三年前 殺されました
彼女は姉が殺された
その日から
哀しみと悔しさのどん底に突き落とされました
僕は色々な方法で
彼女を救おうとしましたが まったく無意味でした
地上から幾度
手を差しのべても
彼女を救いあげることは
できませんでした
だから僕は
彼女のいる谷底に
降りていくことにしました 他に方法はありますか?
それでも諦めなさいと
言いますか?
どんな罰も受けます
僕の命をとっても
構いません
彼女と一緒に
見ることができるのは
地獄だとしても
それでも
僕は…、