詩人:どるとる
ついてないな ほんと
ついてないよ いつも
そんなことを口に出しただけでもうほら気持ちから沈むでしょ
だからね
こんな何気ないありふれた1日のなかにあるはずの小さな喜びに気づいてさ ひとりでもいいから笑ってみようじゃないか
それをどれだけ大切にできるかで気持ちは変わってくるんだ
たしかにねついてない日もある
だけれどそんな日ばかりじゃないはずだ
もっと周り見回してごらん
小さな小石につまずいただけですぐに泣きたくなるほど心がちびっちゃくても
ほら百円見つけた
そんな小さくて些細な出来事が奇跡にも見えたなら
頑張って頑張って
なんて平気で馴れ馴れしく肩を叩く人の群れをくぐり抜けて
形だけの笑顔ですまそうとする奴らを押しのけて僕はこの不安の坩堝から脱出するんだ
ついてないデイズ
それもまた人生の形
笑えない日もあるんだ
認めたくないけど仕方ないさそれより明日笑えたらいいよねなんて思う今日が幸せなら最高だよ
太陽は何度でも昇るし明けない夜はないから特別な悲しみなんかありはしないのさ
だから進め
泣きながらでもいい
急ぐことはない
頑張れなくてもやれるだけできるだけ最善よりも最大よりもそれよりも自分がもつ力のなかでできる半分の力で笑いあとは泣いていればいいんだ
泣きたければ泣いて
笑いたければ笑って
無理はしないでさ
ついてない
ついてない
なんていうよりも
明日はついてる
なんて適当に決めつけてしまえ
今日 人生が暗闇に包まれないように
みなぎる若さと有り余るほどの好奇心で地に足を着け歩いていこう
たまには空を 太陽の顔色をおがもう
冷やかしみたいに世界をあざ笑おう
そんな生き方もあるはずだからね
自らの行き先をどこまでも密林にしないでさ 余計な雑草はかき消して この世界の光 見えるようにしよう。