詩人:あぃこ
我が家にやってきた
たれ耳の茶色いふわふわ
まんまるな瞳
出しっ放しの舌
ちいさな足跡
大好きな散歩に行って
嬉しいってしっぽを振る
おいしいささみを食べて
専用の毛布で眠る
トイレがきちんとできなくて
怒られて 上目遣いに隅にまるまる
どうしてそんなに可愛いのって
言われると お腹をだしてサービス
鼻先のおやつを 取られると思って
必死で唸って威嚇
仕事で出掛ける父に
置いて行くなと猛抗議
好きな時に寝て
好きな時に起きる
嬉しい時にしっぽを振り
悲しい時にクンクン鳴いて
なでてとすり寄ってくる
あたしの足を枕にし
あたしのぬいぐるみをボロボロにし
いたずらしてドアを壊す
憎たらしいけど
憎めない
我が家の
可愛い可愛い
いちばん下のおとうと