詩人:もとり
貴方と過ごしていても
結局私を置いて帰ってしまう
貴方の声や
貴方の温もりとか
ついさっきまで此処にあったはずなのに
寂しさとか
つらさとか
心に残したまま
もう何処かへ連れ去ってしまった
あぁ
こんな憂鬱になるくらいなら
いっそやめてしまおうか
先なんかどうせないと分かって居るし
理解もしてるはずなのに
まだ足掻こうとするのは
私の弱さ故なのか
あぁ 本当に
こんなに泣いてしまうくらいなら
いっそ諦めてしまおうか
今日だけは傍に居て欲しくて
でも素直に言えなくて
涙で訴えてしまう私は
とても卑怯で
とても狡い
あぁ
こんなに落ち込むくらいなら
もうなにもかも
手放してしまおうか