詩人:あかつき
この秘めたる想いなんて云えばいい? 心の奥に響く言葉ってどっかにないもんかな もう少しで夜が明けていく 街がノイズであふれだす前になんて焦りだすこの心 分かってるでしょ? なんにも聴かずに意気地なしの僕にキスをしてよ 深い闇より光が怖い ぼやかした想いを精一杯描く
この秘めたる想いなんて伝えたらいいの? 今にも泣きだしそうな声を聴いてくれないか ただ君のことを傷つけないようにぼんやり浮かんでいるオレンジ色の月を隣で眺めてるだけ 気づいてるでしょ? なんにも云わずに臆病な僕にキスをしてよ シートにもたれて想いを描く指先の淋しさが彷徨い続けている
流れる景色は冷たく過ぎる このまま僕らはどこに行くんだろう? 瞳を閉じたまま連れられるまま不安を抱えて想いは変わらぬまま 分かっているでしょ? ふるえた想いを不器用に描くから言葉なんて要らない優しくキスをしてよ