|
詩人:どるとる
心の中にきみの顔を描いてね
ずっとずっと忘れないように
僕はさよならする夕暮れ分かれ道
いつ記憶喪失になってもいいようにまばたきのシャッターできみの顔を永久保存する 今日も
言いだしたらきりがないきみの好きなところ
今日もたくさん話したけどまだ足りないな
時間が無限にあればいいな
なぜか楽しい時間は過ぎるのが早くて切なくなるのさ
きみに無理を言って
少し時間を延ばした
でもこれ以上きみは僕と一緒にいれなくてしかたなくふたりはさよならする
夕暮れよりちょっと経った夜と夕方の真ん中で薄暗い街路灯の下
離したくない手を離した
言いたくもないさよならをせーので言った
こんなに近くいるのに
まだくっつき足りない気がするよ
だから ふたりは周りが恥ずかしくなるくらいにいつもドラマみたいに愛し合った
大げさなくらい僕はきみを愛したい
うまくはいつも言えないけどとりあえずなんて気持ちじゃないんだ
今 もしもきみに言える言葉があるなら
僕は言いたい言葉がありすぎて困ってしまうけど
でもやっぱりいちばん言いたいことは
きみを世界の誰よりも愛しているということだけ
なんてありふれた言葉だろう
よくドラマのセリフにあるような
ちゃちな言葉だろう
だけれど行き着いてしまえばきっと愛なんてこんなものだよ
引き続き僕はきみを愛し続ける
だから笑わないでね
きみにかぎってないと思うけど
最後はやっぱりきみしか頼れる人はいないから最初も最後もきみだけ愛し続けていたいから
僕は恥ずかしくないさ
これが僕の誇りだよ
ラブソングは歌い慣れてない
だから せめてこの言葉で作り物の演出されたドラマなんかには絶対ない血の通った生身の思いをこめてきみに捧げる言葉
ちょっと長くなっちゃったかな
でもこれが本気の僕の気持ちだ
短くまとめられるわけがないんだ
本気で好きならば。