詩人:ℒisa
あなたはわたしの
何を知って
わたしを傍に
置くのだろう
わたしはあなたの
何を知って
あなたの傍に
居るのだろう
大嫌いだったあなたの事をいつの間にか
大好きになりました
軽蔑していたあなたを
今では尊敬しています
口数の少ないあなたの言葉は
ひとつひとつとても貴重で
そして的確で鋭くて
優しくて悲しくて
賢くて憎たらしい
人が人を想う気持は
とても単純で
そして複雑だ
優しさも強さも
賢さも美しさも
富や名誉や幸せさえも
負けず嫌いなわたしが唯一あなたには
何一つ勝てるモノが無いと惚れ込んだ
あなたの事など
何も知らないはずなのに
その事だけは
一瞬で理解した
あなたをわたしのものにする事も
わたしがあなたのものになる事も
わたしがあなたになる事も出来ないならせめて
いつかあなた以上の
人間にわたしはなりたい