詩人:どるとる
いつも仲良しの僕らだってたまにはケンカくらいするんだよ
背中合わせたように
互いの生活が見えなくなるだけでなんだか孤独な気持ちさ
言葉にすればなんだそんなことかという理由でいつもなぜかケンカしちゃう
『ごめん』のひとつも言えないまま
今日も何も話せずに夜が来て
こんな気持ち 謝ればすんでしまうようなものなのにお互いに意地ばかり張って
そっちが謝るまで許さないぞって雰囲気かもし出している
もしかたら愛してるより難しいかもしれない
ごめんって言葉さえ言えたなら 言えたなら 世界はその瞬間から輝くのに
まだふたりとも地球の反対側で 俯いている
本当は
本当は
言いたいのに
何をやってるのかって思ってるのに
きみも僕も意地っ張りだから たやすく謝れない
ごめんの一言が
まるで 出てこない。