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詩人:甘味亭 真朱麻呂
見るともなく戯れでのぞき込んだ
ビー玉越しに見えた景色が
歪んで少し揺らいだ
君の顔が何か変だな
可笑しくて笑っちゃったよ
見る角度によって違って見える
いつの間にか僕は
何時間も何時間も
ビー玉越しの世界をのぞき込んでた
くだらないお遊び
だけどなんか不思議な気持ちになれる
まるで
恋のそれのように
ビー玉からのぞく景色は僕を摩訶不思議な世界へ連れてってくれる
だから僕は今日も
のぞき込むのさ
人間の心みたいな
女の子の特に君みたいなワガママでそれでも可愛い
そんな不思議な気持ちにさせてくれるから
僕は今日ものぞき込むのさ
ビー玉越しの世界へ行くのさ。