詩人:ルイジアンナ
ここはバスのなか
なんて可愛いんだろう
あまりしゃべったことのない女の子の寝顔があまりにも素敵だ
安心した表情をして平和の真っ只中で眠ってる
いつ起きるんだろう
白雪姫のように誰かのキスでないと目覚めないんじゃないか?
呼吸の音が聞こえてきそうだ
こんなこと詩に書いてたらみんなに嫌われちゃうかなぁ
疲れたんですか?
いつも大変ですね
あなたがどんな人かよくわかりません
中学生の時にも同じクラスになったことは一度もなかった
高校生になって何度かあいさつを交わしたくらいだろう
そんなあなたの寝ている姿を見て僕は不思議な気持ちでいます
いつものあなたじゃない気がしてなりません
こんなこと詩に書いてたらあなたに嫌われちゃうかなぁ
バス停なんてなかったらいいのにな