詩人:甘味亭 真朱麻呂
今 僕ら
子供なのか
今 僕ら
大人なのか
いいえ
そのどちらでもない
通りすがりの誰かがそう呟いた
あやふやな年齢
とても微妙な位置に立っている
とても
とても
不安定な場所に
今 僕ら
どう名乗ろうか
今 僕ら
名無しの人
子供でもなければ
大人でもない
身体も心も
今にも倒れてしまいそうな程
不安定なんだ
誰かが想っている以上に
迷いや不安
色々な悩みを抱えてるんだ
誰もが通る道の途中
今 僕ら
名無しの旅人
こたえを探して
空を見上げ
幾多にも広がる
分かれ道の前
立ち止まる。