詩人:あこ
私は私であることに疑問を持った事が無い
なんて…嘘。コンプレックスだった自分自身が
何でハーフで産まれてきたんだって
何で私なんだって
思ったことがある
その頃の私は何も知らなくて
自分の事も分かってなくて
周りが引く境界線に酷く傷付く事しか知らなかった
普通ってなに?
私は何で私なの?
なんで周りの人は境界線を作るの?
そんな疑問をもってた
それでも私は生きていて
お父さんもお母さんも家族皆ここで生活している
でもある時もう一つの母国に行けることが出来た
言葉は知らなくても外人の私のお婆ちゃんは嬉しそうに私を抱いた
従兄弟も写真しかみたことない私を歓迎してくれた
私は嬉しかった
まともに喋れないけど気持が此処にもあって
私は気付いた
これが私の普通なんだと
人が引く境界線なんて気にする前に
自分のスタートラインをしっかり越える事から始めようと
思った
だから今の私は私であることに違和感なんかなく
たまに感謝することさえある
境界線なんかない白でも黒でもない
グレーな自分が恵まれてるって思えるから(*^_^*)