詩人:浅羽
硝子の瞳で
見渡す世界
色を無くした
明け方の空
夢中になって
探し求めた
過ぎ去りし日の
痛みの欠片
その手で掴んで
その目で見つめて
歪んだ傷痕
まだ消えて無いから
鉛の亡霊
突き刺す心
乾いた刃
弾ける命
空薬莢が
奏でる歌で
踊り明かそう
揺れる明日を
壊れた心は
塞がらないまま
嘘を流して
寝付くのを待つ
助けて欲しいと
言い出せなくて
仮面を被って
笑い続ける
その手で掴んで
その目で見つめて
歪んだ傷痕
まだ消えて無いから
鉛の亡霊
突き刺す心
乾いた刃
弾ける命
空薬莢が
奏でる歌で
踊り明かそう
揺れる明日を
新たな一歩
踏み出したなら
迷わずに行け
振り返らずに
痛みを持って
心が泣いて
それでも君が
選んだ世界さ
鉛の亡霊
突き刺す心
乾いた刃
弾ける命
空薬莢が
奏でる歌で
踊り明かそう
揺れる明日を