詩人:深紅の流れ雲
真っ白な鳥だったあの頃の私。アナタに嫌われたくなくて。嘘をつけば真っ白では居られないことぐらい分かっていたの。ただアナタの隣に居たかったの。アナタの隣に居られないなら意味なんて何もないのよ。ほら。気付けば真っ黒になっちゃったわ。こんなにこんなに愛してるのになんでなんでアナタは私から去るの?真っ黒な体になっても心まで真っ黒にはなってないのに!ねぇ。それぐらい気付いてよ。ねぇ。アナタの隣に居させて。お願いだから。