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詩人:ストロベリーシンドローム
あの日と同じ空
眩しいくらいの蒼に 白い曇
それは遥か高く 遠く
背伸びしても 届かない
なぜにどうして 人と人とは
こんなにも難しい
目には見えない絆
信じてこの手に結えば
傷が増えるばかり
二年前のあの空の下
二人どこまでも言い合った
「こんな言葉を伝えたい訳じゃない」
互いにそう思いながら
見頃だった桜も 気付けば
散っていた
見渡すほど 花盛り
あの日の未熟さ不甲斐なさ痛みも
見渡すほど 花吹雪
すべて許せる気がした
見渡すほど 花ばかり
恋色吹雪 嵐の中に貴方の影
見渡すほど 満開桜