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詩人:香
冬の澄んだ空
見上げれば満天の星
雪が降った夜は
特別にキレイで
そんな空の下にいる僕は
なんだか自分が
こんな所にいるのは
場違いな気がしてしまう
『キレイな世界に
僕は住んではいけなぃ…』
そんな気持ちになってしまう…
キレイな物は
自分を惨めにさせるから
僕はキレイな物は見られない…
自分を写す鏡など
全部割ってしまいたい
僕がキレイになれるには
いつになるまで待てばいいんだ?
キレイな夜空を見上げて思うのは
どうしてこんなことなのか?
キレイな物を見るときだけは
汚い心は
捨てていたいのに…
だから
澄んだ空は少しキライ
僕の汚れが
目立ってしまうから…