詩人:梅宮 蛍
歩き出す早春に光を見る希望と共に抱いたのは果てのない夢だった落とし込んだ影がついて来るものだとは露程も思っていなかった漫然と歩く足跡に咲く花は無い種を蒔き忘れたと気付いた時には最果てが目に見えていたどこまで行っても道は続く限りある資源を踏みつぶして舗装した道は無限で限りなく流れる時間は寿命に押し負ける歩き出す早春に夢を見る夢はただの夢だった