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詩人:まろふに
馴染みのカフェによく似た珈琲屋 窓際の席には
長雨もひと休みの休日 ばったりと会った君と僕
元気してた? 笑う君の横顔
やけに大人びていて僕は少し気後れ
ショートはやめたんだ でも今のも似合ってるよ髪型
メイクの流行 三年も経てば変わる イメージが違うのも当然
でも よく動く細い指と 笑うと必要以上に下がる目尻に
君を見つけられてホッとしてる
時間いいの? 窓の外に目をやる君
本当は誰か待っているのはそっちのクセに
レシートを僕より先に持っていってしまったから言いそびれた
歩道に出て 背伸びして 手を振って歩き出す君に
あんなに苦手だったのにコーヒー飲めるようになったんだ