詩人:黒影敦司
ネオン街、歌舞伎町、渋谷原宿六本木(銀)ん座。夜の街の洪水。ここには色んな物がある。楽しい事、危険な事、危ない事、卑猥な事。東京の街は人に無関心、それが心地いい。まるで無情の街、吹き荒ぶ空虚を抱き締めて、それでも人は憧れる。危険だと解っているのに、故郷に戻ると分かっているのに。それでも東京の魔性の魅力に酔いながら、人は夢で弄ぶ。