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詩人:旅人モドキ(左利き)
朝っぱらに観覧車をめざし路線バスへ飛び乗る
いつもの居場所を抜けて
大胆にもストリートから始まる物語だけを待つ
きっと会える瞬間まで
やっぱり人波の押し寄せるスクランブルに並ぶ
しばし心を落ち着かせて
なだれ込む会場ではリハーサルから目を離せず
ちょっと階上へ歩んで
ライヴの熱気を肌で感じて激しく鼓動は揺らぐ
にこやかな表情を見せて
楽しげなビートを刻めばレスポンスで競い合う
ひっぱる時まで壮快で
拍手が鳴り響いたらクライマックスに突き進む
みんなの力で盛り返して
まさかアンコールの声で誕生日を祝うから驚く
りっぱな贈り物なんで
さりげない演出に応えてエールを歌うから跳ぶ
ぴっかぴかと光り輝いて
カシオペアが夕暮れの空にきらめき胸を轟かす