詩人:ちこ
あなたと口ずさんでいた あの謡を思い出して
あの頃遊んでいたこの田んぼ道を ひとり歩いています
トンボは自由に夕焼け空を飛び交い
鈴虫は愛の謡を奏でている
こんな幸せな世界を忘れないでください
こんな平和な世界を壊さないでください
風になびく黄金色の稲穂が 秋の訪れを告げ
今ここには 子供たちの笑顔があふれています
どうか
この世界を壊さないでください
どうか
私たちの故郷を忘れないでください
“いつまでも
ここにあふれる笑顔が涙で滲むことがないように”
そう祈りまた一歩踏み出した
2005/10/03 (Mon)