詩人:羅憂里
これは何だろう、いま私の胸にある空っぽは。私はいま、好きな人がいない。それが原因だろう。さむいさむいつめたい冬の季節、雪なんか降っちゃってロマンチックね。残念、春はまだこないのです。私は寂しく、チョコレート舐める。自分の体温で溶かしたチョコレート。口を埋める甘い甘いどろどろの液体。私はまだ、キスを知らない。キスは、もっと素敵なものかしら?ぼんやりと、あるひとが、思い浮かばれては、消える。きっと、あの子は、いまごろ彼女の手作りチョコレート。