詩人:千波 一也
希望はいつも闇のなかひかりを見つめて底にあるたとえはぐれてしまっても上手にわらってすむようにすべての虚言をやさしく包み希望はいつも闇のなか 傷つきやすい悲しみよ ほどかれやすい 喜びよ 他人の日々を 見落としながら まもれぬことばが ふえてゆく希望はいつも闇のなかもっともちかく最果てにある愛するべきと闘うべきとおそれるべきと親しむべきといのちの限りを輝いて希望はいつも闇のなか