詩人:どるとる
切なさや悲しみは誰のものでもない
だから皆いつでも一年中悲しいし切ない
だから自分だけがなんて勝手に自分だけのものにしないで
所有者なんていない
欲しがる人もそもそもいないから
それらにこぼす涙の所有権を放棄しようと思っても放棄する方法さえ知らないし策さえ知らないだろう
だから皆 問題は違えど様々な悲しみや切なさを抱えてる
誰のものでもないけど誰が一番だとかもないけどその人にしか感じれない感情だから ひとりよがりになる要因もある
わかるからこそ言う
それはきみの所有物じゃない
だから 人は涙を流し続けられはしない
悲しみや切なさは通り雨だから
よっぽどのことがないかぎり降り続かないのが涙です
僕にはきみを癒やす義務がある
きみが悲しみに耐えうる力がないなら僕の責任だから
きみが悲しいと僕もまた悲しくなるから
涙を半分分けてね
所有権をちょっとだけ貸してもらって
今だけは 多目に見てもらおう。