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詩人:ユズル
街の雑音の中
このまま消えてしまえばいいと
本気で思う
そんなときが日常にある
それはいつもあたしを惑わせる
坂の上で君が笑ってる
夕日が君を照らしてる
あたしは目を細める
手を伸ばしたなら
消えていくような景色
あたしは目が泳いでる
足は別に疲れてない
ひどく重い荷物で肩が痛い
空はいつだって
顔を変えていくんだけど
あたしの目は全てを残せない
苛立つあたしの前で
ちらついてる甘い蜜
本当に使えない
これが見たいものだなんてウソ
見つけ出したくなんてない
君だって 夢だって
あたしは目を閉じられない