詩人:結希
さぁ、君は自由だ
もっと笑ってよ
泣き言なんて言わなかっただろ?
君の笑顔が曇るのは
確かに僕のせいなのかも知れない
ただ今僕に出来ることは
笑顔を作ることだけで
君を笑顔にさせてあげられる日は来るかわからない
君はいつも
教室の風景眺めて
眉間にしわ寄せたり
少し安らいだような顔をする
僕に出来ることは何一つないのかも知れない
だからこそ僕は泣くこともせず
笑顔を作り、自分に暗示をかけて
君から少し離れてみるよ
僕に余裕がないから
しっかり考えてあげられなかったんだね
君がそれを教えてくれた
失くした時に気付くもの
それが幸せなのかも知れない…と