詩人:良い席
赤っぽい激動の色とは朱色です。山っぽい緑色の赤褐色は寿色です。都会みたいな山羊の毛を一晩天日干しした色は濃い鳶色です。言葉っぽい元気な塊の時計の秒針へ対する圧迫感は黄色い浅葱色です。一体全体何のことだか分からないなと言う風な色は結局真っ黒くろすけです。古風な男の陰惨っぷりは黒光りしたいぶしぎんのガンガンと鳴る金色です。まあ大体こんな具合でしょうか。