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詩人:nao
悲しみが重なって
あたしは
動けなくなったの
あなたが
ほかの誰かと
談笑をしていた頃
時をさかのぼって
あなたを想う
想えたときにもっと
愛せばよかった
いまさらと
笑えばいいわ
もう何も考えたくない
下腹の痛みにも
耐えてきたけれど
あたしがあたしで
いる意味がないじゃない
あなたが
必死で誰かを
くどいてた頃
あたしは1人で
押しつぶされそうだったのよ
ねぇ
助けて
あなたに救って欲しかったのに
悲しいと思う心が
休みたいと
言ってくるのよ
あたしは1人じゃ
どうしようもないから
あなたに
手を伸ばすけど…
誰の手を
あなたは握っているの