詩人:黒夢
星に願う。強くある為に。月を仰ぐ。君の心を知りたいが故に。届かない想いが、届かないこの手が何度消えただろう、何度空をきっただろう。振り向かない背中を、何度見送っただろう。何度君を、引きとめようとしただろう。強さが欲しい。会えない夜を孤独と感じないほどの。君の心を知りたい。声の無い時を不安に感じない為に。星に願い、そして月を仰ぐ。