詩人:望月 ゆき
こうやって
何もせずにいる時間さえ
罪であるような気がして
この時間は 無駄ではないのか
この時間は 何かにつながっているのか
私は 何かにたどりつくのか
今 自分のしている行為は
すべて ひとところへ集まり得るのか
いつか ひとところへ集まり得るのか
そして
何かを 形づくるのか
そして
それは 何を形づくるのか
自分にとって それはなんなのか
待ちかまえるモノが 見えなくて
しばらく
迷いに迷って
今でさえ うっすらとしか
ゆらゆらと つづいている
はらはらと つづいていく
手探りの 毎日